【不動産相続】マンション売却時期は3年以内?相続にかかる税金や節税方法を伝授

マンションを相続した方の中にはすぐにでも手放して、現金化したい方もいらっしゃるでしょう。ですか少し待ってください。今が完璧な売り時なのかというのは、税金がかかるタイミングや所得税や相続税の節税方法が理解できた時に初めて訪れます。まずは税金の勉強をしてからにしましょう。

マンションのベストな売り時について

相続したマンションを売却する場合に、いつ売れば良いのか悩んでいる方も多いでしょう。その理由として、マンションは売却時期によって、金額が大きく変わってきます。一番最初に訪れる売却時期は、所有から3年以内です。相続してから3年以内の売却だと相続税が節税できるので、そこでの売却がおすすめです。

1年間の中でも、最も売れやすい時期や高額売却を狙える場合もあるので、その部分を見極める必要があります。マンションが売れやすい時期は1月から3月と9月から11月です。この時期は新年度・新学期や人事異動が多い時期なので、ちょうど良い売却時期です。

逆に3月末は多くの物件が売れた後なので、相場が下落します。そのため3月末は避けるのが無難です。また、築10年経過した時も売り時です。その理由として、築10年前後は成約物件が多いのですが、築10年を越えるとデザインや設備が陳腐化してきてしまうからです。その他にも売却益でローンが完済できる時も売却時期に適しています。

マンション売却時の賢い節税方法について

相続したマンションを売る際に、支払う必要がある税金を少しでも節税したいと考えている方も多いと思います。では不動産売却のベストなタイミングである、有利な制度や政策が適用出来るのはどのような時でしょうか。まず長期譲渡所得が適用される5年を越えた場面が一つの売り時と言えます。

これはマンションの所有期間が5年を越えた時に、税率が下がるという政策です。その他には3000万円特別控除・損益通算・譲渡損失の繰越控除・買い替え特例など、様々な節税対策が儲けられています。

これらをうまく組み合わせて、自分に合っている節税方法を模索する事をおすすめします。また、自分が所有しているマンションが大規模な修繕工事をしているのであれば、それが終った後が一番の売り時です。

なぜならそのマンションが最もベストな状態なのが、大規模修繕の直後だからです。相手側への交渉の際にも、こちら側の強い交渉材料となるでしょう。

マンションの売却時期や節税の方法についてのまとめ

マンションを売却する際には様々な税金がかかること、そして工夫すれば所得税や相続税を節税できることがお分かりいただけたかと思います。資産運用で短期的に持っている方は、3年以内に売却するなど工夫が大切です。