【不動産相続】相続した空き家を売却する流れ|早く売るべき理由とかかる税金も解説

相続では、様々な財産を受け継ぐことになりますが、空き家を相続し、その管理や処分で悩んでいる人も少なくありません。ここからは、空き家を早く売却すべき理由やかかってくる税金について書いていきます。空き家を売る流れや手順について知りたいという人も目を通してください。

空き家の処分は早めにすることがおすすめ

空き家を相続したばかりでは、そのまま維持するのか売却するのかでも悩むところです。空き家は使わないのであれば、早めに売ることを考えましょう。早くうるべき理由のひとつには、家は持っているだけで維持費がかかるということがあげられます。

もうひとつ早くうるべき理由では築年数が古くなるとそれだけ価値も下がり売却しても安くなりますし、なかなか買い手がつかなくなってしまいます。それに、相続から3年を過ぎると売却時の節税制度が利用できなくなり、税金の面でも不利になってしまいます。

それから、空き家で犯罪が行われた場合は、その責任を問われる可能性もあるので、これも早くうるべき理由になります。売却を考えているなら、その流れや手順についても知っておきましょう。手順としては、まずはどのように売るのかを考えていきます。

そのまま中古住宅として売ることもできますし、建物が古い場合は解体して更地で売ることもできます。このほかでは、不動産業者に買い取ってもらうという方法もあります。

空き家にはどのような税金が発生するのか

空き家を売る手順としては、まずは査定をし現在の価値を調べてもらうことがおすすめです。現在の価値がわかったら、どのような方法で売却するのかを業者に相談してみましょう。空き家をそのまま持ち続けても、税金は発生します。実際に使っていない場合でも持っているだけで固定資産税や都市計画税が毎年発生することになります。

それに管理が不十分な特定空き家と指定されてしまうと、固定資産税も6倍になるといわれています。余計な出費にしないためにも、やはり早めに手放すことがおすすめです。それから空き家は売却するときも税金が発生しますので、こちらも確認しておきたいところです。

空き家を売却するときには、登録免許税や印紙税も発生します。譲渡所得が発生する場合は譲渡所得税も必要です。相続したのちに空き家になった場合は譲渡所得を最大3000万円控除できる特例も利用できます。特例を利用できるには期限もありますので、早めに手続きを進めていきましょう。

使わない空き家は早めに手放そう

空き家を相続したものの、その扱いで悩んでいる人は少なくありません。空き家は持っているだけでも固定資産税などの税金がかかりますし、維持維持費も発生します。管理や維持で悩んでいるなら、早めに手放すことも考えてみましょう。売却の際の流れや手順についても調べておくことがおすすめです。