【不動産相続】空家になった分譲マンションを相続した!売却する際の注意点と空家問題を解説

年々増加しつつある分譲マンションの空き家は、少子高齢化にも関連する問題点です。分譲マンションを相続したはいいものの住む予定がない、不動産会社に売却する際の注意点を知りたいといった方も多いでしょう。分譲マンションの空き家を売却する際の注意点を紹介します。

空き家になる分譲マンションの問題点

少子高齢化が進む一方で人口は都市部に集中し、多くのマンションが住む人を失って空き家になっています。それまで住んでいた入居者が高齢になって施設に移った、子供が相続したもののすでに別の地域に住んでいるなども空き家が増える原因でしょう。

放置された分譲マンションの問題点には、老朽化による影響の他に、防犯面や防災面なども挙げられます。また、分譲マンションの空き家は管理費の滞納にも繋がり、マンション全体のメンテナンスが滞る可能性も十分にあり得ます。

分譲マンションを相続したら、資産価値を下げない方法で管理を行ない、将来的にも居住しない場合には不動産会社に売却する方法がおすすめです。

一般的に、築年数が経過したマンションは少しずつ価値を下げていくことになります。処分が面倒だからと放置したままでは、近隣にも迷惑をかけてしまうでしょう。価値が下落してしまう前に売却を行うのも良い方法です。

分譲マンションは築年数で資産価値が下がる

空き家になった分譲マンションの売却を行う際には、いくつかの注意点をチェックしてみましょう。おおよその目安として、マンションは築10年経過で資産価値の下落が始まり、31年が経過すると価格の変動がなくなります。相続した分譲マンションの売却を考えている場合は、できるだけ早めに動くことが重要になるでしょう。

マンションによっては資産価値を下げない方法なども管理組合によって考慮されていますが、一般的に査定の対象となるのは築年数と間取り、駅までの距離、周辺環境などの要素です。複数の入居者が暮らす共同住宅であることから、ゴミ捨て場や駐車場、駐輪場などのメンテナンスも重視されます。

また、駅までのアクセスが良ければ通勤通学に便利ですし、周辺の治安が良ければ子育て世帯に需要があります。売却する時にはこれらのポイントを満たしているかを確認しながら、不動産会社の査定を受けることをおすすめします。

住む予定のない分譲マンションは早めに売却しよう

親や親戚から相続したマンションは、売却時の注意点に気をつけながら早めに売却すると良いでしょう。資産価値を下げない方法を考えているマンションも多く、地域性や周辺環境によっては高値がつく可能性もあります。