【不動産相続】相続する分譲マンションを売却する時の注意点をまとめてみた!相続税や手続き、売却時の税金など

相続した分譲マンションは、売却をして現金にすることも可能です。ただ、それを実行するためには事前に対策をしておかなくてはならないことも多いです。まずは、相続時に必要な手続きを行ってから効率的に売却ができるように準備をしておきましょう。

分譲マンションの売却時に重要な相続の注意点

分譲マンションを売却するときには、まずその権利がきちんと相続人に存在するかどうかを確認しなくてはいけません。相続では、権利を持っている人が遺産を継承することに違いはありません。しかし、分譲マンションなどの不動産はきちんと手続きをしないとその権利を客観的に証明できなくなるリスクがあります。

特に、相続登記は不可欠です。登記は、所有権を相続人に確定させるために必要になる手続きで、これをやっておかないと被相続人の権利のままで取引を進めることになります。この場合、分譲マンションの客観的な所有者は前の権利者である被相続人のままになるため売却の取引そのものができなくなります。

ですから、相続のときにはこの流れと注意点を必ず理解しておかなくてはいけません。相続の流れと不動産の手続きの注意点を理解していないと、将来的にも法律的なトラブルに巻き込まれる可能性があるため覚えておきましょう。

必要になる税金と費用の考え方の違い

一般的に、不動産を相続をすれば相続税と印紙などの費用が必要になります。ただ、それを売却するときには別の税金も必要です。特に、所得税や住民税はとても重要です。通常の不動産の所持と異なって、売却したときにはその分譲マンションの売却益が存在します。

分譲マンションの売却益が大きいと、それだけ大きな納税金額になるためこの点は注意点です。不動産の納税は、税率が存在しますのでそれを基準として評価額などを考慮した数値を計算しなくてはいけません。また、個人間の贈与の場合にはさらに問題が複雑化します。

個人間の場合は、利益が小さくても客観的に贈与とみなされる場合には贈与税などを含めた計算もする必要があるためです。相続の場合、共有名義となって手続きをすることも十分に想定されますので、個人間の税金のことを考慮した準備もしなくてはいけません。そこで必要になる流れと費用も違うので、必ず個別具体的に検討することです。

状況ごとに必要な対策を講じよう

相続した分譲マンションの売却時の状態は、評価額や名義の仕方で大きく違います。税金のことを考える場合、自分の状況に応じた必要な部分を計算しなくてはいけないので必ずそのための準備をしておきましょう。